乳がんが再発・転移した場合の治療法

乳がんの治療法

乳がんが再発・転移した場合の治療法

乳がんのガイド

乳がん再発・転移した場合の治療法についてご解説!

 通常、がんは再発や転移が見られると、初回の治療より難しくなることがほとんどです。

しかし乳がんの場合、使用に限度のある抗がん剤治療のみならず、ホルモン療法が有効である点が、他のがんと異なる点です。

乳がんの「局所再発」と「遠隔転移」

 再発の確率は、もともとの乳がんの病期にもよります。初期段階であるT期の場合、再発率は1割以下と少ないのですが、2期では3〜4割、3期以上になると半数を超える人に再発がみられます。

一度治療した乳房に再発した場合、それが局所再発であれば、放射線や抗がん剤、ホルモン療法などで再度治療が可能です。温存術を行った場合は、新たに全摘術が検討されることもあります。

問題は遠隔転移をともなう再発で、生存率は平均して2年とされています。この場合は、延命と緩和ケアを目的として、副作用と効果を天秤にかけつつ、患者さんに最適な治療法を検討することになります。

乳がんのホルモン療法の有効性

  再発・転移した場合、基本的に「完治」ではなく「どう乳がんとうまく付き合っていくか」についても考える必要があります。

初回の治療では、根絶を目指して積極的に抗がん剤治療などが行われますが、それでも再発した場合は、目に見えないがん細胞が全身に散らばっていると考えるのが一般的です。

そのため、がんと共存し、うまくコントロールすることが必要とされます。

遠隔転移がある場合は、抗がん剤よりも副作用の少ないホルモン療法が優先的に行われます。

がん組織に、エストロゲン受容体、もしくはプロゲステロン受容体が一定以上あるかどうかを調べ、ある場合は効果が期待できると判断します。

まずホルモン療法を実施してから、必要に応じて抗がん剤を使用します。再発・転移の患者さんでは、むやみに体を傷める治療法より、がんと長く付き合うことを前提とし、QOL(生活の質)を維持することを重視するからです。

集中的に根治するというよりは、いかにがんと共存して制御していけるかが、再発・転移の乳がん治療の課題といえます。

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